スタッフ日記

投稿者:川邉
2012.07.11

富士登山

空を見上げると、いつの間にか夏の空になっていた。
もう七月、富士山も山開きをした。夏山シーズンの到来だ。

数年前富士山に登ろうと思い立った。
登山口はいろいろあるが、とりあえずスタート地点が一番高い富士宮口から登ることにした。

富士宮口新五合目まで車で向かった。車で一気に高度を上げたせいか吐き気がする。
一晩寝れば大丈夫だろうと、そのまま車中泊。しかし翌朝、まだ気持ちが悪い。

微妙な体調のまま、登ろうか引き返そうか逡巡していた。
登山口の案内板には、気持ちが悪いのは高山病の初期症状とある。
無理はしないように、と書いてあるが・・・。

せっかくここまで来たことだし、行ける所まで行ってみようということで登り始めた。
とにかくゆっくり歩く。深呼吸しながら呼吸が乱れないように歩を進めた。

なんとか登れそうだなと考えていたら、今度は頭が痛くなってきた。
いよいよもって高山病だ。だんだんと苦行の様相を呈してきた。

頭が痛く気持ち悪い。ペースがどんどん遅くなる。
三歩歩いては少し立ち止まる。すでにゾンビ状態。
それでも登っていく。足を前に出せばいつかは頂上にたどり着くはず。

いつのまにか九合目付近まで来ていた。上を見上げると最後の斜面を登っている人が見える。
皆一様に動いているのか止まっているのかわからない。
みんなゾンビ状態。酸素が薄くなると運動能力が落ちるが、ここまで落ちるとは思わなかった。

自分も最後の斜面に足を踏み入れた。
相変わらず気持ち悪いし頭も痛かったが、頭を空っぽにして足を動かすことに集中した。
少し先に鳥居が見えた。

山頂だ。ホッとした。
達成感にひたっていると一気に力が抜けた。

山頂はすり鉢状で中央に噴火口がある。荒涼とした様子はまるで世紀末?だ。
すり鉢の縁を歩いて一周できるようになっている。いわゆるお鉢巡りだ。
その縁の途中に剣ケ峰、日本最高点3776mがある。

しかし、そこまで歩いていこうという気力がわかない。
少し迷ったが、一人会議の結果、次に来るときまでとっておこうという結論に達した。
要するに帰ることにした。

面白いことに下り始めてもペースが上がらない。登りゾンビよりは速いが下りもゾンビだ。
さらに面白いことに高度が下がると次第にペースが上がってくる。
いつの間にかゾンビから人間に戻っていた。

これほどのドラスティックな高度変化を体験したことは今までになかった。
よくヒマラヤ8000m峰で一歩歩くたびに一休みするという話を聞くが、妙に納得した。

高所に強いかどうかはかなり個人差があるので、実際に行ってみないとわからない。
ちなみに私は、残念なことにかなり弱いらしい。
次はいつ登るかわからないが、プチゾンビぐらいで済めばいいなと思う。

今年の夏もたくさんの人が富士山の山頂を目指すだろう。
甘く見ずにしっかりと準備をして望んでいただければと思う。

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