スタッフ日記

投稿者:川邉
2016.01.25

北アルプス裏銀座縦走(後編)

こんにちは。川邉です。
北アルプス裏銀座縦走も3日目となりました。
2日目に泊まった大混雑の水晶小屋でしたが、なんとか朝を迎えることができました。

2枚の布団に5人で寝るという異常な状態だったため満足に寝られませんでしたが、
朝食も食べることができ、寝不足でもなんとか歩けそうです。

当初の予定では前日に雲ノ平に泊まっているはずでしたが、
そこまではたどり着けず、実際に泊まったのは、その手前の水晶小屋でした。
雲ノ平へ立ち寄るかどうか悩みましたが、無理せずに次の機会にまわすことにしました。

雲ノ平は、黒部川の源流域にその周囲を削り取られた台地で、
日本最後の秘境と呼ばれています。
水晶小屋から鷲羽岳へ連なる稜線上を歩きながら、その全景を眺めましたが、
上から見ていても緑が豊富な奥地ということ以外はわかりませんでした。

眺めるだけにして前に進みます。

水晶小屋からワリモ岳を経由して鷲羽岳へ。
鷲羽岳は、日本百名山の一つで、まさに鷲が羽を広げたが如くの姿に見とれてしまいました。
これだけ格好いい山はなかなかないです。
ネーミングセンスも秀逸です。

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山頂に向かう稜線は急勾配で、寝不足と高山病の身体にはこたえました。

やっとの思いで山頂にたどり着くと、素晴らしい展望が広がっていました。
360度どこを向いても、目を引く山々が連なっています。
昨日まで歩いてきた裏銀座の稜線も遥か遠く美しく連なっています。

紅葉している部分は、燃えるような山肌で登山者を魅了していました。

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1時間ほどはいたでしょうか。
身体は相変わらず重いですが、そろそろ歩き始めることにしました。

本日の目的地は双六小屋。まだ道のりは遠いです。
それにしても山奥まできました。
ここから町までおりるには最低2日は必要です。
自分の足で歩かないとおりられないので、ケガに注意して前に進みます。

鷲羽岳からおりたコルの部分に三俣山荘が建っています。
黒部源流域への登山基地としてにぎわっていました。

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少し休憩してから、三俣蓮華岳へ。
ちょうど富山・岐阜・長野三県の県境となる山頂は、
曇り空のため絶景とまではいきませんでしたが、
かろうじて両翼を広げる鷲羽岳を雲の切れ間に見ることができました。

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ここから稜線をたどり、双六岳へ向かいます。
さらにガスが濃くなり、展望がきかなくなってきました。

重い身体をひきずるように歩いていたので、
登りが少なめの巻き道ルートで行こうか悩んでいましたが、
山頂を踏んでいこうと稜線上を歩くことに。

ガスがかかった稜線を歩いていると、雷鳥が歩いていました。
噂に聞いていた雷鳥です。

今まで見たことがなかったので、しばし観察していました。
強そうな名前ではありますが、天気が悪くならないとハイマツの下から出てこない用心深い鳥です。
雷が鳴ると姿を現わすという感じです。
ガスがかかるのも悪いことばかりではないなと思いました。

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風が次第に強くなり、身体はますます重くなり、
山頂はまだかと焦る気持ちがどんどん強くなった頃、ようやく双六岳の山頂にたどり着きました。
残念ながら展望はなしです。見事に真っ白です。

双六岳から槍ヶ岳へ向かう稜線は、
本来なら西鎌尾根を従える槍ヶ岳の勇姿を望めるはずの絶景ルート。
残念ながらガスの壁に阻まれ、その姿を拝むことはできませんでした。

双六岳から1時間ほどで双六小屋へ着きましたが、
昨日の水晶小屋に続き、恐ろしく混んでいます。
小屋の受付をするまで長蛇の列。
皆ビールとおでんを目指して並んでいるようです。

小屋自体が大きいので、布団2枚で1人という比較的ゆったりした状況。
ただ部屋が足りなかったため、談話室で寝ることに。
連休の山はすごいです。
ここで初日に同室となった関西4人組と合流して次の日は一緒に歩くことに。

ぐっすりと寝た翌朝。
朝焼けがきれいです。

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小屋の前からはるか先に伸びている西鎌尾根。
槍ヶ岳へとつながる稜線ですが、重厚感が素晴らしいです。登りたくなります。
もっとも今回は槍ヶ岳へは向かわずに、そのままおりてしまいます。
聞くところによると、槍の肩から槍ヶ岳の山頂への往復は3時間かかるとのこと。
通常は1時間なので大渋滞です。

よく眠れたからか、標高も下がってきたからか、慣れてきたのか、
身体もすっかり軽くなり、通常のペースで歩けるようになりました。

はるか南に笠ヶ岳の大きな山容が見えました。
思わずそこまで歩いていきたくなるような引力を持つ山でした。

天気も上々なので、下山してしまうのはもったいないですが、
またの機会と言い聞かせて、おりていきました。
稜線から降りるときは、いつも物悲しい気持ちになります。

ずいぶんと南まで歩いて来ました。40キロぐらいは歩いたでしょうか。
槍ヶ岳の先に穂高連峰の荒々しい稜線が視界に入ってきました。
まだ登ったことがないので、来年あたり挑戦してみたいです。

下山道は笠ヶ岳の展望が素晴らしかったです。
様々な角度から眺めることができて、その大きさに圧倒されました。
まさに威容という言葉がぴったりです。

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新穂高温泉に到着し、4日ぶりのお風呂で身体をほぐしました。
山をおりたあとのお風呂は相変わらず最高です。
心地よい疲れに浸りながら、歩き通した40キロの道程に思いを馳せていました。

裏銀座縦走路。素晴らしかったです。

 

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